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あるなしは幸せの必要条件じゃない

増田 自己啓発

anond.hatelabo.jp

生きがい生きがい生きがい…と考えて、特に思い浮かばなかった。生きがいと同じようなワードとしては夢、目標、のめりこめるもの、ときめくもの、等々あるが、どれも私はほとんど持たずに生きてきた。自分にそういうものがないことをずっと責めてきたけれど、まあ、なくたって日々楽しいし、変化もあるし、幸せに生きている。こういうのを読んでも、そっか、ふーん、よかったね、としか思わなくなった。きっとこの増田書いた人も、みんなの回答を見てふーんそっか、みんなそんな感じなんだね、としか思ってないんじゃないかと思う。

 

人間には何かに没入して、ぎゅーっとそこに集中して取り組むタイプと、興味や好奇心の範囲が広く、いろんなものに目移りをするタイプがいると思う。でも、ぎゅーーっと集中して取り組むタイプは声の大きい人が多いのか、ぎゅーっと取り組むタイプの人が大きな業績を上げるからなのか、そういうタイプばかりが賞賛されて、興味対象が広い人に対して、「そんなんだからダメなんだ」とか「もっと対象を絞って」とかの声がかかる。夢がない、目標がない、それがそれはだめなことなんだ、何か見つけなきゃ、と躍起になってみるが、結局何もない。そういう自分を責める。

私の場合、いろんなことが面白そうだなあ、と感じるし、新しいことにも定期的に挑戦する。で、得意なことが料理とか手芸とかなんだけど、別に調理師になろうというわけでもなく、手芸の講師の免許取ろう、とかいうわけでもなく、なんとなくのんべんだらりと続けているに過ぎない。何かにのめりこもうとした途端、それが急に大したものに見えなくなるという現象が起こり、すっと熱が冷めるのである。それでも、料理は楽しいし、手芸をしているとわくわくする。毎日はまあまあ楽しいし、わくわくすることもあるし、もちろん退屈な日もあるし、それを積み重ねるということが、幸せな人生だとも思う。

何かを達成するとか、成功するとか、そういうことだけが幸せだというわけではない。達成とか成功とか、名声とか、お金とか、まあ、別にあったらあったでいいね、という話で、それが直接幸せに結びつくかというとあまり関係がないこと、というのはよく知られた話である。生きがい、という言葉も、達成とか成功とかそういうたぐいのことで、それが幸せの必要条件ではない。あれを持っている、持ってない、というところを基準にすると、どこかバランスを崩すように思う。地雷にもなりうるよね。

自分に与えられた環境、与えられた性質、しっかり受け止めて、どう生きるかを自分で決める。そういう風に生きている人は周りと比べたりしないし、誰かを勝手にあるなしで判断したりしない。私もそうなりたいと思う。

 

おしまい