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パスタ屋さんで隣にマダム達が座った話

昨日、仕事で午前中外出していて、ランチの時間には遅いくらいの時間になってしまったので、一人でパスタを食べに行った。一番安いパスタで400円台という一人でよくいくお店だ。会社は都内の私立中学校に子供を行かせているような人が多く住んでいる街で、昼間はマダムや子供連れの人がゆっくりとランチを取っている。私が座った隣のテーブルには祖母、母、子供二人のファミリーが座っていて、仲良くご飯を食べていたが、その後すぐにお会計を済ませて、出ていった。そのあとに3人のマダムが隣のテーブルに座った。

マダム達は大盛りが無料のその店で、「私大盛りにする~」と大盛りのパスタを注文し、何の話を始めるかと思いきや、いきなり嵐の大野君の話を始めたので、私はパスタを吹きそうになった。高校生かっ。いや、それは確かに偏見で失礼な話なのだが、マダム達がとっても嬉しそうに嵐のコンサートの話を、しかも延々ときゃぴきゃぴしているので、ああいいなあ、と思った。

もし、私がそのマダム達の夫で、多分年齢的に、課長か部長クラスになっているであろう大人の男であったら、それを見てどう思うのか、今少し考えてみたが、あまりいい考えが浮かばない。その日の夜ご飯がとってもおいしいといいと思った。そして、嵐のことを話すようなうれしそうな顔で、旦那さんを迎えてあげたら、とってもいいと思った。現実はそう甘くはないだろうが。

そういうマダムが集まると、旦那の愚痴とか、こどもの話で盛り上がるんだろうというなんとなくそういう偏見があったのだが、そのマダム達はジャニーズに夢中で、多分ジャニーズ仲間なのだろうと思う。そういう趣味の仲間が、近くにいてくれて、パスタの大盛りを一緒に食べてくれるなんて、本当にうらやましいと思った。私にはそもそも熱く人と盛り上がれる趣味もそうないし、その趣味の話ばっかりしていられる仲間もいない。

私が立ち去った後に、マダム達はまだまだ延々と話す気満々だった。だって、パスタ大盛りにドリンクバーもつけていたのを私は見逃さなかった(聞き逃さなかった)からね。もしかしたら、そのあとに、旦那や子供の話をしたのかもしれない。それもいい。『人は共感で癒される。だから、男は女に癒されることもあるが、女は男に癒されることはない。女は女にだけ癒される。共感してもらえる仲間を持つことは女にとってはとても重要なことで、それがなくなると、孤独を感じる(全体的に主語が大きい)』と何かで読んだ。やっぱりきっと、マダムのうちの晩御飯はちょっとだけおいしかったに違いない。