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痴漢にあったことはいまだに意味が理解できずにいる


痴漢被害に遭った状況を思い出してみた - 仕事は母ちゃん

 

これ読んだ。なんかいろいろよみがえってくる記事だった。私も何度か男の人に変なことをされたことがあったのを思い出した。そして、その話を他人にしたときの「分かってもらえなさ」(特に男性からの)を思い出して、腹立ってきた。でもその当時、やっぱりこの経験って、みんなに笑われるようなネタなんだ、その程度のことなの?と悲しくなって、悲しくなっている自分の方がおかしいのかと思った。

 

一つ目は露出狂で、小学校3年生の時くらいに、一人で帰宅中、人通りの少ない神社の所に男の人が立っていて「これ何かわかる?」と聞かれてそっちを見たら、40代くらいの男が下半身を露出していた。私はその時、とっさに、殺される!と感じて、走って逃げた。4すぐに意気が上がったけれど、恐怖から、普通なら歩いて15分かかる道のりをすべて全速力で走った。先生からはそういう時は大きな声を出しなさいと言われていたけれど、出せなかったように記憶している。家に帰ってからも、あれは何だったのか、よくわからなくて、怖くて、でも、なんか親に言いにくく、言えないのもつらく、母に問いただされて、泣きながら報告した。自分におきたことの意味が分からなかった。

母親が、学校に報告してくれて、一人の時は通学路を通って帰らなくてもいいという許可を取り付けた。そもそも通学路というのは、交通量の少ない道を指定してあるものなので、人通りが少なく、そういうものが出やすい傾向ではあるのだ。

 

たしか2つ目は、本屋で、小学校5年生くらいの時だ。お母さんが買ってくれたデニム生地の新しいワンピースを着て、本屋で立ち読みをしていた。その結構タイトなワンピースをとっても気に入っていて、さっそくそれを着て自分の一番好きな場所だった本屋に行ったのだった。当時はまだマンガにカバーがなくて、立ち読みし放題だった。読んでいると、ワンピースの裾がちらちらと脚に当たる。で、振り向いたけれど別に何もなかった。で、私はまたマンガの世界に戻ったのだが、またさっきと同じような感覚がしたので、もう一度私はマンガから自分の脚の方に目をやった。そうしたら、中学生か高校生くらいの男が私のスカートの中をしゃがみこんでのぞき込んでいた。私はぞっとして、すぐにその場から立ち去った。自転車に乗って、自分の家に向かう間も体はぞっとしっぱなし、恐怖感と気持ち悪さでいっぱいになった。さっぱり意味が分からなかった。

 

そのあとも露出狂には2度ほどあった。あとは中学生の時に、部活帰りに、自転車に乗った高校生くらいの人とすれ違った。私はそのあとも普通に歩いていたら、さっきすれ違った自転車の人が私の背後から近づいてきて、私の前に回り込んで、私の両肩をつかんだ。多分キスしようとしたのだと思う。私は渾身の力で振りほどいて、逃げた。怖かった。家の電話に出たら、お母さんの友達とかいう人に何かとってもいやらしいことを言われたこともあった。私は電車に乗る機会が会社に入るまでほとんどなかったので、それらは全部中学生までの話だ。大人になってからはない。

 

私は男の人のこと大嫌いになった。全然意味が分からなかったし、ただただ怖かったのだ。その時は命の危険を感じたけれど、今考えれば私の持つ女性性の危機を感じていたのだろう。私はスカートをはくのをやめ、女らしさも嫌いになった。まあ、それは痴漢だけの影響ではないと思うけど、とにかく、性的なもの、女性性を忌み嫌うようになった。そんなものがなければ、あんな怖い思いをすることはなかった。そう思った。

大人になってこういう話をすると、特に男の人は結構笑う。わはは、と。わははじゃねえ、こっちは危機を感じたのに、と思うが、つい私も一緒にわはは、今じゃ笑い話だけどさ、なんて話してしまう。今考えれば、学校の先生も、そういう変な人がいるという話をなんとなく半笑いで学級会の時とかに話していたような気がする。

 

これを書きながら、このことについて、自分自身いまだに処理できずにいるんだな、と思った。まあ、過去のこととしてだけれど、やはりいまだに、人通りの少ない道で後ろに男の人が立ったら全力疾走してしまうし、ちょっとでも嫌な気配がしたら、避ける。私はずっと「隙が無い」と人から言われて生きてきたけれど、そりゃ、隙があったら身を守れないのだから当然だ。人間不信にもなるし、男性不信にもなる。

 

つらつら書いてしまったけれど、そういう目に遭って、隙があったあなたが悪いなんてそんなことあるわけない。いまだにあれが何だったのかわからないけれど、なんかつらかったし怖かったよやっぱり、そして、そういう目に遭った人がいっぱいいたこと、同じように感じていた人がいたことに安心した。加えて、そういう目に合う人が一人でも少なくなるように、願ってる。

 

おしまい。