膀胱炎になった

若干汚い話なので、嫌な方はここで閉じてくださいね。

 

 

夜中、ふと目が覚めて、トイレに行った。なんとなく残尿感があって、そのままこもっていたのだけれど、全然その違和感は取れない。トイレを出て、ベッドに戻ってみるけれど、横になったら、またトイレに行きたい。しかも、なんとなく程度じゃない。血眼でトイレを探しているときくらいに行きたい。私はまたトイレに戻った。時間は2時半。まだ寝てから1時間半しかたってない。

トイレが寒かったので、毛布やら漫画やらを持ち込み籠城体制を整え、携帯でいろいろと調べた。案の定、膀胱炎の症状に当てはまった。ふと、私は便器の中を見た。

赤い。

ん、そっか、生理始まったか、と思ったけど、いつもの感じと違う。絵の具の筆洗いで赤い絵の具の筆を洗ったような、きれいな赤。これ、うわさの血尿じゃね?

血尿!

すっごい病人っぽい、っていうか、排尿するたび激痛が!トイレ籠城はそれから夜明けまで続き、ほぼ一睡もしないまま、マッサンが始まる。私は初めて泌尿器科を受診することに決めた。内科でもよさそうだけれど、内科にはインフルの人とかいっぱいいそうだし、大概無駄に混んでる。泌尿器科なら専門だから早いだろうし、風邪ももらわなくて済む。私は会社に連絡をして、泌尿器科に向かった。

隣の駅前に、個人開業の泌尿器科があった。膀胱炎以外の怖い病気じゃないといいなあ、なんだか熱っぽいけど、まさか…。と思いつつ、問診票を記入、すぐに採尿する。さすが泌尿器科、採尿の場所が広くてとてもきれい。トイレの中に木の扉がついた小さな箱があって、ここにその採尿した容器を入れるらしい。採尿して、あまりの真っ赤な尿にかなりビビりつつ、その小さな箱を開けたら、箱の中は採尿室の外とつながっていて、そこから検査の人がカップを受け取れる仕組みになっていた。

医者はあまり信用してないから、特に診察に期待してなかったが、コミュニケーションとるのが苦手そうな先生で、でもその感じも面白かった。熱を測ったら熱があって、解熱剤も出してもらった。

そのまま会社に向かい、同僚に血尿でたんすよ、マジびびったっすと話すと、”ケツ?”女の子なのにそんな大きな声でケツとかいうし!と言って大声で笑うので、いやいや、血尿です、と真面目に説明した。同僚の大きな声を聴きつけて、隣の課のバイトさんが振り向いて、真面目な顔で手招きしてきた。その人のところに行くと、あのね、私もずいぶんその病気になったんだけど、クランベリージュースがいいらしいわよ、私もずっと飲んでるの。と情報をもらった。

生まれて初めての血尿体験だったが、抗生物質がさっそく聞いているようで、一日仕事をできるくらいには症状が落ち着いた。生理も同時に始まり、熱まであって、踏んだり蹴ったりだ。しかし、なかなか面白い体験をしたし、久しぶりに病人気分を味わって人にやさしくできそうだ。あまり話したことのないアルバイトさんとも話せたし。いいということにしよう。

 

おしまい。