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自由すぎる係長Oさん

今日朝メールを開けたら、一緒のプロジェクトをやっている別の部署の係長Oさんから、来月の現場に2人新人を連れて行きたい、だから班数を増やして日程をずらせ、というメールが来ていた。正直、はあ?と思った。そもそも、今の班の数と社員の数を考えても多すぎる上、役に立たない新人を連れて行くぐらいなら、大学生のバイトでも現地で雇ったほうがいくらか安い。

そもそも、2班で社員は2人という予定だったのだが、いろんな部署が勉強したい、参加させてくれと言い始め、しかたなく3班体制で予定を組んだ。場所は、佐渡とか瀬戸内の島とか大島とかそういうレベルのちょっと遠い島だ。交通費だけで往復8万以上、それに宿泊、レンタカー代のもろもろがかさむ。2班なら往復交通費が一番低く抑えられたのだが。

私はすぐにプロジェクトの管理者と打ち合わせた。さすが、リーダー、私のそういう愚痴を全部聞いてくれた上で、「新人の誰かもわからない人のために、膨大なお金を費やすわけにはいかないし、工程をずらすのもおかしな話だ。工程的に厳しいから却下でいこう、僕が連絡する」と言ってくれた。ああ、私もこうありたいものだ、と思った。

 

Oさんは30代後半の係長だが、いつも非常にフリーダムな人で、自分のしたい仕事、行きたい場所に行き、その後の面倒な仕事はすべて人に押し付ける。なのにもかかわらず、社内外から妙に信用がある。私は彼と一緒に仕事をすることが多く、その自由すぎる振る舞いにうんざりしている。今回の件で、ああ、私はこういう風にすることは罪悪感があってできないなあ、と思った。会社の利益や課長の気持ち、下につく人の気持ち、を無視することはできないなあと。というか、自分自身禁止しているなあと。でも、そういうものを全部無視して、自分のやりたいようにだけやっていても、何とかもなる。Oさんのように。

目の前にポップアップしてくる問題は、全部私自身の問題なんだなあ、と思った。相手が自由に振る舞っているなら、私も自由にだめならダメ、といえばいいだけの話なのだった。腹を立てるのって、エネルギー使っちゃて面倒だもんね。

 

おしまい