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新年度を桜の時期にした人天才

桜が咲く。私は桜が大好きだ。春にどこでもここでも同じ時期にソメイヨシノが開花する。町中がなんとなくぱあっと明るくなって、気持ちが軽くなったり、ちょっとしゃきっとする。桜が咲く時期を年度初めにした人は天才だ、と毎年思う。

で、ふと思った。結局誰が4月を年度初めにしたのか。ちょっと調べたらいろんな説が出てきて、暦の話って奥が深いなあと思った。全然理解できない。興味がある人は以下をどうぞ。このページがなんとなく確からしいかも、くらいの感じだけど。

役所の一年は4月から・・・会計年度のはなし(No.0880)

このページによると、4月が年度のスタートになったのは1890年(明治23年)ごろとあるので、いまから126年前のこと。では、ソメイヨシノが競って植えられたのはいつごろか。調べてみると以下のようなページがあった。

ソメイヨシノ研究史

上に申したようにソメヰヨシノは染井の花屋から売出されたものであるが,その花が美しく生育が早いので,急に世に拡まったのであるが,そのはじまりは甚だ新しく,古くとも江戸幕末の頃と考えられる。そして明治の初頃ボツボツ民間に拡まり,熊谷堤・荒川堤・小石川植物園・上野公園等に栽培されるようになって,花が美しいことから,急に世に拡まったのである。

ソメヰヨシノの名所としては,一番古いのが埼玉県の熊谷堤のものである。これは明治16年(1883),上野から熊谷まで汽車が開通したときに,林有章氏の尽力で植えられたもので,その後明治42年に多数植継ぎされた。今日はどうなっているか筆者は知らない。つぎに荒川堤のサクラであるが,これは大多数はサトザクラであるが,そのうち少数ソメヰヨシノを混えていた。これは明治18年荒川堤の修理の翌年,時の江北村の村長,清水謙吉氏の主唱によって植えられたものであるという。今日どうなっているか筆者はこれまた知らない。小石川植物園・上野公園等で明治・大正時代に,さかんに花が開いた古木はたいていこの時代に植えたものであるが,今日のものはその後2代を経たものが大多数である。

とある。ソメイヨシノのほうは年度開始が4月が決まる前からあったようだ。しかし今のように大量に町中に植えられて花が咲いているのは30~40年前の木であることが多いと思われる。そもそもサクラは野生の状態では先駆種(草原のようなところに最初に侵入して、生育できる乾燥等に強い種)で、せいぜい寿命は60年と言われている。(老木では120年と言われている木もあるが、萌芽更新で継ぎ足し継ぎ足しで生育して代替わりしながら大きくなっているのでは、という説もある。)春の、あの桜の景色は、日本人が作り出した完全に人工のものだ。

去年、イタリア人とメール交換していた時に、満開のソメイヨシノの写真を撮って送った。それには当然のようにアスファルトや車止め、学校のネットなどなど人工物が写っていたのだけれど、そのイタリア人は「アスファルトとかの人工物が邪魔だ、せっかく花がきれいなのに」といった。私は、これが日本なんだよ。ソメイヨシノは全部人間が植えたんだ。だからこれが一番自然な写真だ、と説明した。

 

さて、桜の楽しみ方。

おすすめは 平日休みを取って路線バスに乗って、終点までいくこと。どんな路線バスでもいいんだけど、町中ソメイヨシノがこれでもかこれでもかと咲いているところを見ることができる。電車だとちょっとスピードが速すぎるから、路線バス。たまに乗ってみるとなぜか癒される。

来週は仲間と一緒に花見をする予定。毎年、鶏の唐揚げと日本酒を1升用意する。ほかのつまみと酒は勝手にやってくる。雨降らないといいんだけど。

 

おしまい

秋はキンモクセイ、初春はジンチョウゲとウメがいい。

 

wajira13.hatenablog.com