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「本当の勇気は「弱さ」を認めること(原題:Daring Greatly)」を読んだ

おすすめ 自己啓発 自尊心

この本を読んだ。 

本当の勇気は「弱さ」を認めること

本当の勇気は「弱さ」を認めること

 

 この方はTEDトークで一躍有名になった方で、「vulnerability」の研究をしている研究者である。

www.ted.com

vulnerability とは日本語に訳すと「脆弱性」になるのだが、本書の中では「ヴァルネラビリティ」とカタカナになっている。(英語の発音だとボーナビリティに近い)「本当の勇気は弱さを認めること」と、どっかで使い古されたようなタイトルがついているが、原題は「Daring Greatly(果敢なる挑戦)」かっこいい。外野からのヤジに屈することなく、競技場に立て。果敢に挑戦したものにのみ価値がある。という内容のセオドア・ルーズベルト米大統領の名言からつけられたものである。

この本の中で印象的だったのは「恥」についての考察である。恥があるから、果敢に挑戦することは難しい。でも、多くの人間関係の中に恥は存在し、恥をかかないために完璧を目指そうとし自爆したり、恥によって相手をコントロールすることもある。恥というのは日本の文化なのかと思っていたので、このことをアメリカ人の著者がはっきりと書いていることに驚いた。

本の中で、自分が恥を見せることは嫌だが、そういう弱みをさらして無防備にしている相手のことは好きだ。という話があり、確かにそうだなあ、と思った。そういう弱さの部分にこそ、その人の人間らしさが出る。ブログを読んでも、ただいい顔ばかり、前向きなことばかり言っている人のものはさっぱり惹かれない。(…と思って、いろいろ後ろ向きなことも書いているが、私の場合は後ろ向き過ぎか。)その文言にたがわず、本書の中には著者がいかにチキンか、というのも正直に語られている。でも、私と同じくらいのチキンさを持つ筆者が、果敢に挑戦している姿を見る(読む)と、なんとなく私も勇気をもらったような気がした。

年の初めに、この本に出会って、本当によかった。今まで私が頭の中でいろいろと考えていたことすべてがこの本に整理されていると思った。これから解いていきたかっただけに、やられた!とも思った。

 

私は本を閉じて、今年のキーワードに「勇気」をそっと加えた。 

 

おしまい