男性だって弱みをみせたらいいさ

 

男は自分が辛いことをいうと、意気地なしとか言われるだけじゃん、だから言わない。という話があって、それに対して書き始めた。これを読んで、私はブラネーブラウンの著書の中でブレネーがファンの男性に告白を受ける場面を思い出した。

「あなたがサインしてくれた本を読む娘や妻たちは、私が馬から落ちるのを見るくらいなら、白馬にまたがったまま死ぬのを見る方がいいと思っているのです。弱みを見せろ、本物の自分であれとおっしゃいますが、女性はそれを正視できない。そんな男性の姿は見たくもないんですよ。」

私自身、フェミニストだと自認しながらも、男性の弱さを拒否しているところがあった。オット氏が日本に来たばかりの頃、あまりに日本企業のやり方が肌に合わなかったオット氏が悩んで、辛い気持ちを私に打ち明けたことがあった。愚痴も会うたびに聞いた。私はそれを聞くたびに、「そんなことで弱音をいうなんて、なんで甘いんだろう。そのくらいのこと、働いていたら普通でしょう。この人と付き合ってて大丈夫なのかな?」とも思った。でも、オット氏のことを大切だと思っていたので、静かに話を聞き、黙って背中をさすった。すると、次の日オット氏はいつものように元気になって、スッキリした顔で会社に出かけた。私は心から、良かったな、と思った。同時に、私は私自身が女だから、と何かを押し付けられるのが嫌なのにもかかわらず、相手に対して男だからと何かを求めていたことに気づいた。私は深く反省して、それからオット氏がしんどい時は彼の話に黙って耳を傾けるようになった。未だにオット氏はその時のことを「励ましてくれた、嬉しかった」ニコニコしながらに語る。その度に、あれで良かったんだ、と思う。

 

男性が弱音を言うのはダメだということになっているから、女性の方も、慣れていないのはあると思う。でも、男性も弱音を吐くものだ、でもその人の力で起き上がることができる、必要なら助けることだってできる。と分かれば、話を聞くし、勇気付けられるようになると思う。それで逃げられるならそれまでの器の小さな女だったと言うことだし、さ、次行ってみよう!ってはなしだろう。もちろん、男性だろうか女性だろうが、相手との関係性に合わせて負担を考えた話し方を心掛ける必要はあるだろう。相手も感情のある人間だから。お互いに相手を信頼して尊重していれば、弱みを見たからといって嫌いになったら離れたりしない。そのためにはまずは自分自身が自分自身の弱さを受け入れることが大切だと思う。弱い思いが出て来たら、「あー悲しいんだね、辛いんだね」と共感してあげるだけで、少し弱みは力を削がれる。そうやって力を削がれた弱みは、外に出してもいいくらい小さくなっていると思う。

 

おしまい

 

 

本当の勇気は「弱さ」を認めること

本当の勇気は「弱さ」を認めること