夫を立てて素晴らしい?

この間あるところで、「うまく旦那さんを立てていて素晴らしいですね!」とコメントをもらった。私は猛烈にもじゃもじゃした。文脈は結婚式の準備を夫となるひとが手伝わず、しんどいと弱音を言ったら相手から「きみがやるってきめたからしかたないじゃん」と言われた、みんなどうやって相手に協力してもらっているのですか?と言う内容に、私はこういう風に一緒にすすめてるよ、と言うのを私がコメントしたものへのそのトピ主からの返答であった。

早速、家に帰って、私はオット氏にこの話をした。立てるという英語は知らなかったが、一生懸命色んな言葉で説明したら、

「ああ分かった。それって、コントロールって意味だよね」

とオット氏が答え、私はその言葉で自分のモジャモジャが解けた気がした。そう、立てる、と言うのは、「自分のやりたいことではないけれども、おだてて尊重したふりして、機嫌よくしててもらおう」見たいなニュアンスを感じてしまう。機嫌をとって、ヨイショして、相手の気分や気持ちをコントロールしよう、というような。

夫を立てるなんて、もう絶滅したかと思っていた。まだまだ根強く残っているもんなんだなあ。夫婦関係で考えているもっとも重要な優先事項は相手も私も心の底から心地よく、リラックスしていられることだ。そのためなら、いくらでも話し合いをするし、喧嘩もするし、工夫もする。どうしてもそれが達成できないと分かったら、一緒にいる必要はないと思う。それはお互いがお互いをコントロールすることでは絶対に得られない。

夫を立ててヨイショして尊重したふりを「してあげて」見返りに求めるのは、私はこれだけのことをしているんだから、あなたがこれをするのは当然でしょ?である。それがすぐ起こるならまだしも、何年後、何十年後に爆発するかとおもうと、背筋が凍る。相手を立てるのと、察して!は表裏一体になっている。

結婚式の準備というのは、これからの結婚生活で起こる様々なトラブルを濃縮して先取りできるようなもののようだ。そこで我慢をしたら、言いたいことが言えなかったら、相手とお話し合いができなかったら、これから始まる結婚生活でも同じことが起きそう。ま、人のことは分かんないし、関係ないし、どうでもいいんですけどね。

 

おしまい